お酒をそえて素敵なひと時を

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酒蔵案内

最大製造能力4500石(810kl)
仕込みタンク7000L 21本
4000L 2本
貯蔵タンク10000L 5本
9000L 9本
7000L 8本
5000L 2本
4000L 6本
機器類水圧式圧搾機 3基
ポンプ 16基

大正五年、一斉に建設された蔵の一群。時代の痕跡とともに行われてきた酒造り。昭和三年、昭和天皇即位の御大典を記念して建設された「ウメビジンホン店」と描かれたレンガ煙突。
その煙突を目指す先には、これからもずっと、白煙をあげながら酒造りが行われている梅美人があります。

蔵の壁
梅美人創業当初から残っている蔵の壁、当初は外側の壁として存在していましたが、昭和30年に作業場を増築した際、この壁よりも外側にもう一枚壁を作りました。一度この壁を見た方はその存在感と威圧感に圧倒されます。

蔵の鍵
昔は蔵人でも勝手に蔵に入ることを禁じられていたくらい厳しかったそうです。今のように外に鍵がなかった当時は、敷地内に誰でも自由に入ることができてしまったので、蔵にだけは厳重な鍵をかけたのです。

蔵人休憩室
この部屋は蔵人たちが食事を取ったり休んだりするいわば休憩室、酒造りが始まると杜氏や蔵人たちは酒から離れることができなくなります。2階には寝部屋も用意されています。酒と寝食を共にすると言った感じです。

蔵の屋根
蔵の屋根は骨組みがむき出しになっていますが、昔はその骨組み部分が物置として重宝がられていました。今でも昔の酒造りの道具(長い棒のようなもの)が残っています。

検査室
酒の成分分析などをする重要な仕事場です。特にお酒の場合は、酒税との関係がありますので、きちんとしたデータをこの場所で分析しているのです。

煙禁對絶
酒を造る場所での禁煙はあたりまえのことですが、昔はタバコを吸う蔵人が多く、蔵、寝部屋では絶対吸ってはいけないという意味で、絶えず目に入る場所に貼り紙がなされています。

作業場
上の階にある蒸機で蒸された米を機械で送ってきています。新しいお酒になるもとです。酒のもとは冷暗所を好むため作業場は最低限の光だけを使っています。なので少し薄暗い印象があると思います。

床上
タンクの背が高い為、上からの作業効率を高める目的から1.5メートルくらいの高さに床があります。皆さん真剣にかいを入れています。かいを入れるというのは棒のようなものでタンクの中の酒をかき混ぜる作業です。

床下
床上があるということは床下もあります。ライトが付けられて、床下でも作業ができるようになっています。タンクの状況を見やすくするためでもあります。

年代物タンク
年代を感じさせるタンク、剥がれかけた札には「三拾四石二斗八升一合」と表記されています。今で言うと6500リットルくらいの容量です。

貯蔵庫
タンクには仕込みタンク、貯蔵タンクとあります。それぞれの用途に応じて配列と大きさが決まってきます。写真のタンクの中には搾る前の酒いわゆるもろみ酒と呼ばれるものが入っています。

蔵外
ここは、酒造りの道具関係を洗ったり、干したりする場所です。広くて風がある程度吹き抜けるので、洗いあがった道具の乾きが早く、ものを干すには最適な場所です。

煙突脇
当社シンボルの煙突横は、蔵人たちの休憩する場所にもなっています。近くには当社の井戸の源泉愛宕山が迫ってきています。天気の良い日はこの場所でお昼を食べたりと蔵人が一息入れる場所です。

迷彩色の壁
戦時中に塗られたままになっている迷彩色の蔵の壁、真っ白い漆喰壁の酒蔵に、迷彩色が施された跡がそのまま残っています。少しでも戦火から免れようとする蔵の行動だったのでしょう。今では実際に知ることのできない時代の痕跡です。

井戸蓋
当社の宝である仕込水の井戸の蓋。どんな干ばつの時でも九十年にわたって一回も枯れたことのない水を守ってきました。昭和六年に交換されてからは、現在もそのまま使用しています。

使用機器1
ポンプは大・中・小それぞれ用途別に16基あります。主に酒タンクからろ過機や、瓶詰めに酒を送ります。

使用機器2
釜場から仕込みタンクへ空気で蒸した米を送る機械です。エアーシューターという名前の機械ですが、昔はこんな機械はなく作業場まで蒸して重みを増した米を何度も行き来して持っていったと思います。

使用機器3
水圧によって酒を搾る圧搾機、昭和九年に制作というプレートがつけられ、今でも現役で使われている珍しい機械です。本来は油圧式のものを使用するのですが、酒造りの際に万一、油が漏れるといけないので、水圧で操作するものに変えられました。

塀と花
蔵人達が休憩する場所に花を飾ってあります。3ヶ月~4ヶ月の長い間安らぎを与え続けます。他に植木や観葉植物などが蔵のいたるところにおいてあります。

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